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という訳で、現在nospaceギャラリー内にて行われている、エキシビジョン「Nospace First Exhibition !」について紹介します。

今回がnospaceにとって最初のエキシビジョンになるということもあって、まずは自分たちの立ち位置を確認する意味合いも含め、すでに同じコミュニティーに属する優れたアーティストたちに制作の依頼をしました。それも「cartoon」というテーマ付きで。ポップに、キャッチーに、身近に、若い世代が共感できるアートを!!ということで、未だ高級な伝統工芸的な絵が飾ってあるのが正しいギャラリーとされているタイのアートシーンを横目に、バンコクのどこのギャラリーも選ばないであろうテーマを最初に選んだのです。

それと今回参加して頂いたアーティストに、一般的にいう芸術家はいません。ほぼみなさん第一線で活躍されるミュージシャンとして知られている方ばかり。タイのインンディーシーンの中でも極めて個性的で、海外公演も幾度とこなし評価を得ている彼らをご存知の方も多いと思いますが、実はアートを学んできた彼らのユニークなアートワークについてはほとんど知られていません。今回の展示では、そんな彼らのマルチな才能を知っていただくと同時に、彼らの音楽の世界観にも繋がる作品を楽しんでいただければと思います。



「Rabbit Garden」
by June Bear Garden

バンコクのKMITLにてコミュニケーションアートとデザインを学ぶ。バンコクを代表するインディーレーベルPanda Recordsの設立者、またミュージシャンとしてはフランス、ドイツ、日本でとタイを代表しての海外公演も多数行ったBear-Garden名義のソロユニットで有名。デザイナー、フィルムメイカーとしてもマルチな才能を発揮し多忙な人気クリエイターの彼女は、2005年にバンコクの個性派デザインホテルReflection Hotelにて、2006年春には東京でエキシビジョン"Give me a name"を開催。マンガ、下北沢、目黒好きという彼女のほわ〜んとしてキュートな音楽は、ヨーロッパなどからも高い評価を受けている。

今回の展示では、彼女にウサギブームが来ていたということで、ウサギづくしに。(そういえばなぜか彼女の作品はいつも動物がテーマですね。)作品は写真なのですが、紙に描いたウサギを切り取り何重にもレイヤーを作りカメラで撮る、というアナログなことをしています。オープニングナイトで特別上映した1分間のアニメーションもウサギが彼女の音楽に合わせて、増殖しながら踊り狂うというキッチュでクレイジーな内容。リクエストが多いので、また機会を設けて上映します。

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Punk In Coma
by Momoko Motion

大阪芸術大学にてプリントメイキング、その後Sanfransisco Art Instituteにてパフォーマンス、ビデオアートを修学。卒業後、渡タイし7年目。バンコクを間違いなく代表する無国籍エレクトロポップ・ユニットFUTONにソングライター、シンガーとして2006年まで在籍し、数多くの名曲を残したことで知られる。FUTON脱退した彼女はMomoko Motion名義でのファーストソロアルバム「Punk In Coma」を制作、9月にリリースを控える。またBear-GardenのJuneと共にCassette Cafeを運営している。


出展中の「Punk In Coma」は、お察しの通り彼女のアルバム名から。アルバム用に仕上げた10曲のうちの7曲、それぞれの曲から思い浮かんだ色やカタチを水彩で柔らかく、でもやっぱりパンクに描いています。(展示方法もパンクです。)よーくみると、あっ!という発見も。ぜひこの機会に、生でご覧下さい。


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Nowhere Kallery
by Nowhere Kallery
(Gio Adulterer & King Harmagazine)

Panda Records所属のパンクバンドAdultererのリーダーとしても知られる漫画家、キャラクターデザイナーのGioと今どきなバンコクの芸大生たちの支持を圧倒的に集めているインディーアート雑誌「Harmagazin」の設立者の一人Kingによるストリートアートユニット。Nowhere Kallery名義では、数々のステッカーを制作し、街をキャンバスに、目立つ所に貼りまくるというステッカーアートを実践。「どこにも僕たちの作品を展示するギャラリーはない」(=nowhere gallery)と、ひたすらアンダーグラウンドに徹底して活動する彼ら。

ゲームとマンガとパンクを愛するGioの作品に数多く登場するキャラクター、Anti-Socialは彼自身がモチーフ。あまりに悲観的で救われない様子は、ティム・バートンの「オイスターボーイ」に匹敵するほど。(実体験に基づいていないと願いたい。)でもなぜかキュートで憎めない。

過去に数多くのエキシビジョンを行っているKingは、アートに対する皮肉がテーマ。彼の分身であるかのようなキャラクターが、誰もが知っているような有名なフレーズを(ほぼ放送禁止用語に)変えて、アイロニーを振りまいています。


Nowhere Kallery名では、初のエキシビジョンをこの度nospaceが自信を持ってフィーチャーします。



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各アーティストの音楽活動については、後ほど詳しく紹介します。

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